こんにちは!Shawです。
セレッソ大阪の試合を観に行く機会が多いため、時間の許す限りセレッソ大阪のマッチレポートも書いていきたいと思います。
セレッソ大阪は昨シーズンJ1で10位、勝点52(13勝13分12敗)
クラブ初のオーストラリア人監督のパパスを招聘しました。
選手が10人以上入れ替わり、チーム得点王のレオセアラが抜けたのは痛いところです。
一方の加入組は中でもCBの畠中に注目が集まります。
後ろに安定をもたらす貴重な存在になるのではないでしょうか。
プレシーズンを通じて取り組んできた攻撃的なサッカーを開幕節の大阪ダービーで見せてほしいところです。
スタメン

開幕戦の大阪ダービーという盛り上がる試合で、香川が先発というのはセレッソファンにはたまらない。
香川と田中のボランチコンビがどれだけの安定感を見せるかがこの試合のカギになりそう。
そしてレオセアラが抜けたワントップには、新加入のラファエルハットンが入る。
レオセアラと比較されるのは仕方ないところだが、どれだけできるのか期待が集まる。
そして、後方の畠中には持ち前の経験値で守備を統率することが求められるだろう。
立ち上がりからセレッソの時間が続く
セレッソのキックオフ。
セレッソはボールを蹴りだすのではなく、ボールを保持することを選択。
どちらもテンション高く、目の前の相手に対して強くプレスをかけて奪いに行く。
序盤はセレッソが押し込む展開。
その流れの中、セレッソが先制。
畠中が中盤にボールを差し込む。
中盤で北野と舩木がパス交換し、舩木は逆サイドの奥田へパス。
奥田はハットンにパスを出すが弾かれるものの、こぼれを拾った香川が北野に丁寧にパス。
北野が冷静にコースに巻きながらゴールを決める。
2025年シーズンのファーストゴールは北野!
その後もセレッソの時間が長く続く。
北野が右に左に流れることで、ガンバのディフェンス陣は掴みに行けない。
その北野がボールに関わることで、セレッソの攻撃にリズムが生まれている。
そして香川と田中のコンビの距離感が良い。
ミスしそうな場面でもお互いが補完しあっていていい関係が築けているように見える。
ガンバは守備の基準点が見つけられず、セレッソのディフェンスからいいボールが前に出る状態。
しかし、20分を過ぎるとセレッソにパスミスが目立つようになる。
ガンバはボールを奪うと一気に前線にボールをつけてゴールを目指す。
特に山下のスピードをシンプルに生かしている。
そして、ルーキーの名和田が積極的にシュートに関わり、テンポが生まれてくる。
振り出しに戻すガンバ
20分を過ぎたあたりから攻撃時に舩木が中盤に陣取り、空いたポジションに北野が下りてくる。
左サイドの舩木・北野・阪田のコンビネーションで相手を崩すシーンを多く作る。
しかし、ボール支配はガンバ。
すると、31分ガンバが同点に追いつく。
右サイドでボールをキープした山下がボックス外の真ん中にいる宇佐美へパス。
宇佐美はキープできないものの、半田がこぼれを拾い裏に抜けるネタラヴィにラストパス。
ネタラヴィは冷静に流し込む。
一瞬の隙をついたガンバの得点。
これぞ大阪ダービーといった試合で、会場も熱がさらに入る。
ガンバの得点後、香川と田中の位置が入れ替わり、ビルドアップ時に田中が下に落ちてくる形をとる。
セレッソはサイドを起点に中央にクロスをどんどん入れていくようになる。
徐々におとなしかった右サイドのルーカスフェルナンデスがドリブル突破を見せるシーンも出てくる。
それを見た北野や香川が右サイドに寄って行くようになり、右サイドから良質な攻撃が生まれた前半の終盤だった。
ハーフタイム
セレッソの方が良い時間を過ごせた前半。
ただし、ガンバはホームの声援を背に、同点に追いつくことができた。
ガンバ大阪 | セレッソ大阪 | |
8 | シュート | 5 |
3 | 枠内シュート | 4 |
43% | ボール支配率 | 57% |
203(80%) | パス(成功率) | 324(86%) |
2 | オフサイド | 0 |
1 | コーナーキック | 2 |
1 | ファウル | 6 |
0/0 | 警告/退場 | 0/0 |
ポゼッションとパス数はセレッソが上回ることができていることからも、セレッソのやりたいことが出せている。
ガンバとしては後半はもっと自分たちがボールを持とうとしてくるはず。
また、DAZNのデータではあるが、セレッソの平均ポジションはバランスが良い。
いい形で守備と攻撃ができているとも言えよう。
そして、ボール奪取位置はセレッソの方が高い位置でボールをとれているというデータは追い風か。
ゴールラッシュの後半戦
46分早速セレッソが得点。
右サイド深い位置からルーカスフェルナンデスがクロス。
北野がコースを狙ったシュート。
ディフェンスに当たりコースが変わり、一森は反応できず。
ガンバの立ち上がりの緩さをついた。
セレッソは攻撃時に香川か田中のどちらかがCBの間に落ちて3人で作るようにしている。
割合は田中の方が多いか。
セレッソの時間が続く中、さらに追加点。
セレッソ陣地でスローインから畠中が左サイドの舩木へ広げる。
舩木は裏抜けを狙う阪田へスルーパス。
阪田が切れ込んでシュート。
ディフェンスに跳ね返されるもこぼれを香川が一森の逆を取りシュートでゴール。
しかし、54分ガンバが意地の1点
黒川のミドルシュートがさく裂で再び1点差まで持ち込む。
目まぐるしく点が入っていく展開でまだまだ点が入りそうだ。
63分セレッソが追加点。
ルーカスフェルナンデスが右サイド深いところでフリーキックを獲得。
キッカーは北野。
巻いたボールを中央に送り込み、田中が打点の高いヘディングを叩き込む。
再び2点差に。
これでガンバは前から行くしかなくなる。
ガンバは名和田に代えて倉田がIN。
ガンバが勢いをもって前から守備に行き始めるが、セレッソはその裏をかきシンプルにボール回しを続け、時にはサイドから裏に抜ける動きを狙い続ける。
ガンバはジェバリが前線に入り、高さが生まれるものの、その高さを生かした攻撃は生まれず、セレッソの切り替えの速さで、セレッソが圧倒する展開が続く。
82分ハットンに代わり中島がIN。
その代わった中島が結果を残す。
94分中島が中盤からドリブルで仕掛け、独力でシュートまでもっていく。
そのまま試合終了。
雑感
前半からアウェーのセレッソが主導権を握る展開が続いた。
大阪ダービーというビッグマッチで5点も点を取ることができたのは自信になったのではないか。
セレッソは前から来る相手に対して落ち着いてゴールを目指すことができていた。
内容も結果も圧倒した試合と言える。
パパス監督はアタッキングフットボールをテーマに掲げていることからも点を取られても取り返すという気迫があった。
まだパパス監督になって日が浅いが、良いチームを作っているなという印象。
ガンバ大阪 | セレッソ大阪 | |
16 | シュート | 12 |
7 | 枠内シュート | 10 |
46% | ボール支配率 | 54% |
445(74%) | パス(成功率) | 568(81%) |
4 | オフサイド | 0 |
6 | コーナーキック | 3 |
2 | ファウル | 7 |
0/0 | 警告/退場 | 0/0 |
スタッツを見ると、セレッソの方がシュート数は少なかったものの、それ以上にチャンスを多く作っていた。
特にパス数がガンバを圧倒していたことからも主導権を握る戦いができていたのがわかる。
同じ戦いが今後できるようであれば、期待も膨らんでくる一戦となった。
この記事はリンクフリーです。是非、ブログや各種SNSでご紹介いただけたら嬉しいです!!