こんにちは!Shawです。
今日はセレッソ大阪の第8節のホームゲームを振り返っていきたいと思います。
セレッソ大阪は開幕戦以来勝利の無い状態が続きます。
ホームでのここ2試合は追加点をなかなか奪えずに、終盤に追いつかれてしまっています。
攻撃的サッカーを目指すのであれば、2点目3点目を決めるような試合を期待したいですね。
一方の岡山は重戦車ルカオに今シーズン初得点が生まれました。
J1最小タイの失点数を誇る守備にも注目が集まります。
スタメン

セレッソ大阪は前節からメンバーの変更なし。
注目したいのは前線の外国人トリオ。
中でもチアゴアンドラ―デは足の速さを見せつけているため、シンプルに背後を狙う動きを狙ってもいいのかなと思う。
前節はアンドラ―デからハットンという形でゴールが生まれているので、その再現を期待したい。
一方の岡山はポゼッション率42.2%とJ1最下位。
しかし、鋭いショートカウンターとロングカウンターから得点を生み出しているため、セレッソ大阪は攻撃の時も常に守備の準備をしておくことが重要だろう。
また、GKセーブ率はリーグ2位とブローダーセンの活躍は特筆すべき点。
この守護神から得点するのは至難の業かもしれない。
セレッソ先制に成功
セレッソ大阪のキックオフでスタート。
セレッソは前からの積極的なプレスで相手をはめにいく。
一方の岡山は前線に陣取るルカオのボールキープから選手が飛び出していく形を狙うと予想。
すると開始直後試合が動く。
セレッソ陣地でボールを回す岡山だが、ハットンがインターセプト。
ボールはチアゴアンドラ―デへ。
アンドラ―デはそのまま縦にドリブルしていき、ニアをぶち抜く強烈なシュート。
セレッソのお見事な電光石火の先制点。
セレッソとしては先制点を奪えたので落ち着いてゲームを進めることができそう。
お互いに主導権を争う中盤戦
岡山はセレッソからボールを奪うとスピーディーに前にボールをつけようとする。
背後に狙う動きも多く、セレッソは常にケアをしておく必要がありそう。
ボールを握っている時間はGKの福井が高い位置を取り背後のスペースを上手く消すことに成功している。
先制後のセレッソは後ろから組み立てようとするも、岡山のプレスが相当激しく、不用意にパスを奪われたりインターセプトされるなど気になる点が多い。
結果的に前半の序盤から中盤にかけてセレッソ陣地でプレーされる時間が続く。
しかし、中盤以降岡山のやり方に慣れてきたのかセレッソが押し込む時間が増え始める。
長短のパスを織り交ぜながら、サイドを起点に押し込むことができている。
特に右サイドから対角のチアゴアンドラ―デへの裏へのパスは非常に効果的なように見える。
40分にセレッソにアクシデント。
ボールをクリアした際に畠中がふくらはぎを痛めてしまう。
畠中に代わり西尾が途中出場。
スクランブルでの出場になったが、このまま前半をゼロで締めたい。
忙しく点が決まる前半終盤
だが、上手くはいかなかった。
45分に岡山が追い付く。
ルカオが中央でボールをキープしながら前進。
サイドで開いて待つ加藤へパス。
加藤はゴール方向へクロスを送り、走りこんだ逆サイドの佐藤がゴールに蹴りこむ。
両サイドの選手でゴールを完結させた美しいゴールだった。
そのまま前半は終了するかと思いきやセレッソがアディショナルタイムに勝ち越す。
右サイドでFKを獲得して、蹴るのはルーカスフェルナンデス。
デザインされた形で大外から中央へ走りこんだハットンに鋭いパスを送り、ハットンがダイレクトシュート。
ブローダーセンは反応できず、ゴール右隅に突き刺さる。
目まぐるしく得点が動く前半だった。
ハーフタイム
お互いにシュートをよく放ち、見ごたえのある前半戦だった。
セレッソはアンドラ―デを起点に攻め切ることができていたし流れは悪くない。
むしろ、前半の終盤で追いつかれて嫌な流れのままハーフタイムに入るかと思いきや、勝ち越し弾を決められたのは非常に大きい。
一方でパスミスやインターセプトから一気にひっくり返され得意とするカウンターを食らうシーンもあったため、そこは後半命取りになるので気をつけたいところ。
セレッソ大阪 | 岡山 | |
8 | シュート | 12 |
5 | 枠内シュート | 6 |
53% | ボール支配率 | 47% |
220(84%) | パス(成功率) | 199(76%) |
0 | オフサイド | 0 |
2 | コーナーキック | 5 |
4 | ファウル | 4 |
0/0 | 警告/退場 | 1/0 |
岡山ボールのキックオフ。
長いボールではなく短いボールでつないでいく。
前半に得点が複数生まれたことで、お互いに勢いをもって後半に入っている。
特にトランジションのところでどちらが優位にたてるかが重要になりそうな予感。
ルカオの存在感が光る。
キープは一級品。
セレッソは一人で奪いに行くのではなく、複数ではめに行くような守備が必要か。
また、岡山はサイドの数的優位を活かして、佐藤を中心にセレッソの右サイドから攻め込むシーンが多い。
佐藤へのマークをどうするのかについて早く決めておく必要があるか。
一方のセレッソもトランジションの部分では岡山に負けていない。
こぼれ球を拾ったり、相手のボールをインターセプトして、ゴールへ迫るシーンも何度かつくることに成功している。
57分岡山選手交代。
藤田・岩渕OUT、神谷・木村IN。
木村は背後への抜け出しが上手い選手。
背後へのカバーリングは徹底したいところ。
セレッソも選手交代を行う。
中島・アンドラ―デOUT、喜田・柴山IN。
連戦を見越しての交代というのもありそう。
また、これで喜田・田中のダブルボランチとなりシステムも【4-2-3-1】に変更した様子。
岡山のシャドーの選手を警戒した変更と言える。
点を決められないなら守り切る
神谷が入ったことで岡山にテンポが生まれてくる。
セレッソの選手の間にうまく顔を出して、良く機能している。
勢いに乗りたい岡山は64分に再び選手交代。
ルカオ・加藤OUT、ブラウンノア・松本IN。
ブラウンノアもまた高さという武器があり、パンチ力のある選手で警戒が必要。
セレッソは岡山の前から来るプレスを上手く剥がせない。
特に2ボランチに対するプレッシングの強度はかなり高い。
前節のように一気にひっくり返すようなロングパスを入れてもいいのではないかと思ったりする。
75分以降、岡山のプレスの質が少し落ちてきたこともあり、セレッソが岡山陣地でボールを持つ時間が多くなる。
しかし、岡山の粘り強い守備は健在で最後のところはやらせない。
セレッソとしては決めておきたいなというシーンは何度か見られている。
3点目を奪い試合を決めたいところだが、点を決め切れないならゲームをクロージングにかかるべきだろう。
セレッソは84分ハットン・登里に代わり、香川・高橋を投入。
田中がディフェンスラインに落ち、5バックに変更した様子。
パパス監督はこのまま試合を終わらせることをとった。
GKの福井が脳震盪で交代を余儀なくされるも、この5バックへの変更は功を奏し、VARの助けも得て、このまま試合終了。
雑感
後半の中盤は岡山のハイプレスに苦しめられる展開が続いたが、前半のうちに追加点を奪うことができ、VARにも恵まれ、勝つことができたという試合でした。
やはり3点目を奪えないと今のセレッソは厳しい展開が待ち受けているなという感じがしました。
しかし、何とか1点を守り切ることができたのは評価できる部分ではないでしょうか。
あとは、相手が前からハイプレスを仕掛けてきたときの、相手のはがし方についてはもっと詰めていく必要があるでしょう。
前節のようにシンプルに裏を狙う動きが少なかったのは気になります。
セレッソ大阪 | 岡山 | |
13 | シュート | 18 |
8 | 枠内シュート | 9 |
48% | ボール支配率 | 52% |
389(80%) | パス(成功率) | 423(77%) |
0 | オフサイド | 1 |
5 | コーナーキック | 6 |
12 | ファウル | 12 |
0/0 | 警告/退場 | 1/0 |
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