こんにちは!Shawです。
今日はセレッソ大阪の第9節のアウェーゲームを振り返っていきたいと思います。
前節は岡山を相手に開幕戦以来の勝利を上げることができました。
少しずつ前線のブラジル人トリオがフィットしてきており、この試合でも期待が集まります。
天敵である広島に勝利して連勝としたいところです。
対する広島は、前節首位の鹿島を相手に勝利して、1試合消化試合が少ない中で、勝ち点差を2にすることができました。
新加入の前田が早くも結果を残すことに成功し、明るい話題が多いという印象です。
得意としているセレッソ大阪を相手にきちんと勝利したいと思っているでしょう。
スタメン

セレッソで注目したいのは、前線の3人のブラジル人トリオ。
ハットンの決定力、アンドラ―デのスピード、ルーカスフェルナンデスの技術とそれぞれが異なる特徴を持つ。
彼らのところからチャンスを作り出していることが多く、彼らの出来が得点に関わると言っても過言ではない。
また、今シーズンのチームの中心になっている北野にも期待が集まる。
既に4得点を上げており、前線の3人と上手く関わりながらプレーしており、北野のアタッキングサードの働きはゴールに直結するだろう。
一方の広島は、1トップ2シャドーの3人の連動には自信を持っている。
特に2シャドーが前へ飛び出していく動きは鋭いものがある。
失点の多いセレッソが攻撃力の高い広島を抑えることができるか注目したい。
セレッソが先制に成功
セレッソボールでスタート。
お互いにロングボールで探り合う展開が予想される。
開始2分間でセレッソがシュートを2本放つなど、まずは攻撃をシュートで終わらすことができた。
セレッソは【4-1-2-3】を予想したが、中島が1列下がり【4-2-3-1】のような布陣。
中島と田中で広島の2シャドーを見ようとしているのかもしれない。
このシステムが上手く機能しており、セレッソが中盤でボールを奪い、ルーカスフェルナンデスを中心とした良い攻撃へつなげることができている。
お互いに球際のところはバチバチといっており、やらせないという気持ちが伝わる。
セレッソは前の押し上げも良く、連動した良い守備ができている。
そのような中からセレッソが先制に成功する。
15分カウンターで左サイドを抜け出したアンドラ―デにボールが渡り、アンドラ―デはドリブルを仕掛ける。
アンドラ―デを追い越す動きを見せる北野にボールが渡り、ポケットを取る。
北野は逆サイドから中央に走りこんだルーカスフェルナンデスがクロスに合わせてゴール。
見事なカウンター攻撃が決まった一撃だった。
広島同点にするも流れはセレッソ
しかし、広島もすぐに追いつく。
18分、佐々木のロングパスに抜けだしたジャーメインが中央へパス。
中央で待つ新井がダイレクトシュートで同点。
これで試合は振り出しに戻る。
このゴール以降、試合は落ち着きを見せて、ビルドアップ時はお互いにボールをじっくり握るような展開になる。
だが、お互いにボールを奪った際のカウンターは意識が高いため、鋭いものを見せる。
セレッソは守備時にはミドルでブロックを組む。
前半の中盤から終盤にかけて広島がパスミスをする機会が何度かあり、セレッソはカウンター攻撃を見せてゴールを脅かすシーンを作ることができている。
この時間帯にセレッソが追加点を決められれば、流れをググっと引き寄せられそうな展開。
35分の段階でセレッソはシュート6本、広島は1本と、シュート数では圧倒する。
その後の時間もセレッソが攻め続ける展開が続くも追加点は決められず。
ハーフタイム
前半の序盤に試合が動くという試合になった。
広島は同点に追いついて以降、パスミスが多かったりで、ほとんどシュートを放てずにいた。
一方のセレッソの守備もミドルで構えて、広島のパスコースを遮断する守備ができていたことも、広島にやらせなかった要因だろう。
セレッソの攻撃はカウンターを中心にシュートまで完結する形ができていた。
正直、追加点が欲しかった前半の中盤から終盤にかけてだったが、広島もさすがの粘りの守備を見せたという感じ。
後半に向けて修正すべきなのは広島の方なので、どのような変更を加えてくるかは楽しみ。
広島 | セレッソ大阪 | |
2 | シュート | 10 |
1 | 枠内シュート | 4 |
53% | ボール支配率 | 47% |
257(83%) | パス(成功率) | 240(79%) |
0 | オフサイド | 1 |
0 | コーナーキック | 1 |
6 | ファウル | 6 |
1/0 | 警告/退場 | 1/0 |
お互いに積極的な選手交代
後半は広島ボールでキックオフ。
広島は頭から選手交代を行う。
新井・ジェルマンに代わり、塩谷・中村を投入。
塩谷が最終ラインに、中野が右WBに入る。
まずは人を代えて、局面の打開を図ろうとする。
後半最初の5分は広島がセレッソ陣地でプレーする時間が続き、ロングスローなどでセレッソのゴールに迫るシーンも。
広島にとっては良い入りができたと言えそう。
しかし、50分以降セレッソの出足が早く、中盤でボールを回収するシーンが目立ち始める。
前半同様にセレッソのミドルブロックは機能していると言える。
広島は真ん中にボールをつけられず、大外でボールを回さざるを得ないような状況になっている。
広島はよりサポートの意識を持つ必要がありそう。
56分セレッソ選手交代。
登里に代わり、高橋が投入。
そのまま左SBに入る。
58分広島も選手交代。
菅に代わり東が投入される。
そして立て続けに62分セレッソも選手交代。
ルーカスフェルナンデス・チアゴアンドラ―デに代わり、柴山・本間を入れる。
本間はセレッソデビューとなった。
サイドの選手を交代したということで、より攻撃的にいき追加点を奪いたいという意思の表れだろう。
また二人とも小柄ではあるが、ドリブルは一級品。
サイド攻撃で広島のWBを押し下げたい。
拮抗した試合はセットプレーで動く
目まぐるしく選手交代を行ったが、この代わった選手たちが「何か」をすることを期待したい。
65分には本間のドリブルから中島がシュートを放つ。
パパス監督が狙っていた動きなのか、拍手を送る姿も。
両チームともにゴールまで迫るシーンが出始めており、展開的には非常に面白い。
セレッソは高橋・本間の距離感が良く二人の連携からチャンスを生み出している。
広島はカウンターが得意のチームだが、セレッソはそれに恐れることなく、スルーパスを送るなど自分たちのサッカーができている。
後半の中盤から終盤にかけてはお互いに譲らない一進一退の展開。
セレッソはこれまでにないほど、守備には高い意識を持ってプレーできている。
80分ハットン・北野に代わりブエノ・喜田を入れる。
喜田と田中の2ボランチ、中島が1トップに入る。
アウェーということもあり、守備の部分でテコ入れをした感じか。
ただし、ミドルで構えて外に押し出す守備は変わらず継続。
このまま試合決着かと思われたが、86分試合が動く。
広島の中野のロングスローが後ろに流れ中村が中央へクロス。
荒木が最後に詰めて広島が逆転に成功。
広島の意地が勝った逆転弾だった。
代わった中村にアシストがつき、「何か」を起こすことができた。
そして、試合はゲームセット。
雑感
前半の序盤い試合が動いたため、得点が生まれやすい試合になるかなと思ったが、結果的には非常に拮抗した試合になりました。
広島の攻撃を封じていたミドルブロック、集中力の高い守備は今季で一番の出来だったと思います。
しかし、最後に勝敗を分けたのはセットプレーでした。
セレッソは前半押し込む時間が多かっただけに、自分たちの時間で点を重ねることができなかったのが悔やまれます。
このようにあと一歩という試合が多いセレッソ。
次のリーグ戦は一時首位にいた鹿島をホームに迎える。
鹿島は直近連敗しているだけに、この試合のようなパフォーマンスを見せれば、十分に勝機はあるでしょう。
広島 | セレッソ大阪 | |
9 | シュート | 14 |
6 | 枠内シュート | 4 |
53% | ボール支配率 | 47% |
401(82%) | パス(成功率) | 494(81%) |
0 | オフサイド | 4 |
3 | コーナーキック | 3 |
10 | ファウル | 9 |
2/0 | 警告/退場 | 1/0 |
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